mycatroom

たまには仕事のお話

今日も暑いです。

ねねちゃんは、サンサンと輝く朝日の中、

20170729

今朝もうさちゃんのマスコットと日向ぼっこ。

暑いけど、毎朝欠かさず日光浴しています。

201707292


今日はめったにしない、私の仕事のお話を少し。


私の仕事は美術品の修復で、その90%が日本美術品です。

ですから毎日和紙を相手にお仕事をしています。


一昨日の事、とても有名な、ある作家の作品をお預かり致しました。

余り市場に出回らないので、私も扱ったのは10年前に一度。

お客様の持ち物なので、私が勝手に全体の写真を取ってお見せする事は出来ないのですが、

ほんの一部分ならと、

この目を見ただけで、日本美術にご興味のある方なら、

すぐに誰の作品かお分かりになるハズ。

201707293

あの映画にもなった、浮世絵師の作品です。

背景は雲母摺り(きらずり)と言って、下色の上に雲母の粉を摺ってあります。

201707294

キラキラとしてとても綺麗なのですが、水にとても弱く、すぐに流れてしまいます。

仕事をする時に、ブログのネタにしようなどとは考えませんから、

今からビフォー・アフターを撮っておけばよかったと思いました。

これはもう修復した後で、上部の色が剥がれ、和紙がむき出しになっていました。


修復というのは、私はセンスだと思っています。

100年200年、あるいはもっと時代の経っている作品に、摺り上がりの様な、

綺麗な色で修復するのはナンセンス。そこに必ず違和感が残ります。

その違和感をいかに残さず修復するかというのが、

修復家のセンスが問われるところだと思います。

褪せた色、時代色、そういったものを理解していないといけません。

それから修復しすぎてもいけません。あくまでもオリジナルが大事。

また、裏打ちも大切。

時代のある作品に、真っ白な和紙で裏を打つのもナンセンス。

そういう工房さんもあるようで、画商さんは苦笑い。

うちはそういうところを理解していますから、和紙屋さんに、色味の濃い和紙を取り置いてもらい、

201707295

必要な時に出してもらっています。

写真では良く撮れませんでしたが、とても自然な色合いの和紙です。


7月の時点で8月の仕事が埋まってしまい、9月も埋まりそうで、

私の夏休みは、一体どうなるのでしょうか~(´◇`;)。


ポチして頂けると励みになります→    

スポンサーサイト

PageTop